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ストレス環境が与える悪影響

病気やケガは本人の意思とは全く関係のないところで発生します。よほどの事情でもない限り、自分から病気になりたい人はいないはずです。病は気からという言葉が示す通り、気持ちが弱っている時や、ストレスで精神状態が不安定になると、身体全体の免疫システムが弱まり、外部からの攻撃に対する防御が手薄になるそうです。これが多くの病気の原因になるといわれています。さらに、病気を患って患者になってしまうと、もっと弱気になる人が増えるでしょう。これは、病院の雰囲気にも一因があるのかもしれません。医療機関や医療従事者側から見て効率のいい作り方やデザイン、設計はなされているかもしれませんが、気持ちが弱った患者目線で病院が作られているとはいえないのではないでしょうか。そんな中、やはり重要なのは医療従事者たちの態度や言動だといえます。医師や看護師が病気になって入院すると、それまで気がつかなかった多くのことに気付くといわれています。とりわけ、医師や看護師の何気ない言葉や態度に終始ビクビクしている患者心理がよく分かるようになるそうです。病気やケガで弱っている人は、普段よりはるかに神経が研ぎ澄まされています。健康な人なら何とも感じないような言葉や態度が意外なほど不安を与えることもあるでしょう。彼らが安心できるように、すべての医療従事者がその言動に注意すべきではないでしょうか。安心感を与えることが、大きな効果を生むこともあるはずです。この点は、医療従事者によく認識してもらいたい点だと思います。